2004.07.03より
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2004.05.25 第2次北海道調査
第2次北海道ラーメンの旅は東区の欅(けやき)を目指してイザ出発、今日の昼飯は欅の味噌ラーメンなるぞ、NHKの大河ドラマ「新撰組」の宣伝の書かれたモノレールカーに見送られて、一路札幌へ、
新撰組   土方歳三  千歳に到着したB747

この旅の途中、北海道の地元観光誌「くうかい北海道」5号を入手した。毎回ラーメン解説が面白いが、今回紹介されたラーメン屋は13軒、全店クーポン券が付いていた。我流るのスープカリーラーメンに興味をひかれつつ一路欅へ、店に電話をかけると地下鉄の駅からは歩いていける距離では無いとのこと、K氏の情報ミスか私の聞き間違いか?しかし、ここまで来ては引き下がれず、タクシー代1000円なりを払ってに到着。
程なくBさんも合流して、ラーメンパーティが始まる。その頃、もう1人の仲間のTさんも目の前まで奥様同伴で来たらしいのだが、奥さんのお腹が痛くなってリタイア、2人パーティとなる。Tさんとは第一回の時もすれ違っている。黒帯の前に黒い車が止まっていて、車ごと黒帯を写してきたらその車がTさんの車であった。つくづくTさんとは縁が無い。
それはそれとして私は味噌ラーメンを、Bさんは一日限定30食の塩ラーメンを頼む、一日限定30食にかなり後ろ髪を引かれたが、欅は何と言っても味噌である。もう2度とラーメン一杯にタクシー代往復2000円もかけられないからやはり定番を頼むことにする。ラーメンが来るとまず2人むでひとしきりバシャバシャとカメラのシャッターを押す。満足したところで、れんげでスープを一口野菜から出た甘みが上品なスープであるなかなか美味い、人気があるのも判る気がした。玉葱の甘さはもちろんだが、じゃがいもとかカボチャの様なでんぷん系の甘さも出ていた様な気がする。厨房の片隅にトマトが沢山置いてあったのが妙に気になった。スープにトマトが入っているのだろうか?
トマト??自分完食 れんげ2個B氏もきれいに完食

Bさんが、こっちも飲んで見ます?と声をかけて来たので、もう1個れんげを使って塩ラーメンのスープも味わって見る。こちらは極普通のラーメンスープという感じで私にとっては可もなく不可もなくという感じ、とくに印象がのこらなかったので、とにかく目の前の味噌ラーメンをひたすら食べる。味はさほど濃くない、味噌ラーメンの場合は全部飲み干すのが辛いなと思うことがかなり多いが、欅のスープはすーっと全部飲み干せた。女性でも楽に食べられる上品なスープという感じである。Bさんも丼を逆さにしても何も落ちない完食である。
さて満足して店を出たとたん「塩はだめです。」とBさん、心の中で「かんべんしてよ、店の人にきこえるじゃん」という位速攻で感想が出てきた。私も店の中でスープを一口飲んだときから、味噌に較べて印象に残る様な味ではなかったので、塩ラーメンが大好きなBさんの批評を待っていたのだが、やっぱり味噌ほどのインパクトは無いらしい。まだまだ発展途上の様である。ただ不味い訳ではなく、味噌と同レベルでは無いと思って欲しい。暫くは欅は味噌の方が無難である。お近くの方は時々味見に行っていただきたい。美味くなったとお知らせが有ったら行こうと思う。今度こそ唸らせて欲しいものだ。
 さて欅を出てTさんどうしたのかなーと煙草をふかしながら待つ、Bさんが「Tさんは律儀な人ですから必ず来ます。待ちましょう。」というので、二人でラーメン談義をしながら待つ、「塩ラーメンなら菅家の岡本ラーメンか、吉林がいいです。岡本ラーメンは原型はもっと強烈な味だったけど、少しマイルドになって店に出された。」等々聞いていると、またラーメンが食べたくなって来たが、これ以上はお爺さんの私にはきついので断念する。
 次は健康の話で、「食べる人の健康に注意してラーメンを作るなんて余計なお世話ですよね。美味しければ健康に悪く立って食べるから油でも塩分でも美味ければガンガンいれて欲しいですよね!!」、「食べる方が健康に気をつければいいんです。」とBさん。私もその意見に大賛成、体に悪くなければ美味くないのである。
 次は西山の麺と加藤の麺の話
筆者は札幌ラーメン大好き派であるから当然西山派である。加藤の麺はプリプリ感にかけており、最初はもさもさと食べる感じ、最期は伸びてる感じであまり得意では無い。黒帯の麺は恐らく加藤麺の流れを汲んでいるが、そんな理由で黒帯の麺も西山系にして欲しい位だと言ったら反発が有った。
 B氏いわく、「そのプリプリ感というのは加藤派にとってはゴムみたいだと不評です。それと西山の麺を使っている店で美味い処は無いと、ラーメン仲間の定評なんです。」と、心の中で私のラーメン魂が「もそもそした麺はラーメンじゃーないんだー、伸びやすいラーメンは嫌いだー」と叫んでいるが、Bさんはすごくがっちりしていて今にも懐からドスが出てきそうな雰囲気を漂わせているので、心の中だけで叫んでいた。ただし体重はこちらが勝っているので、寝技になったら勝ちだろうがーーー。寝技に持ち込む前にブスリとやられたら、お終いである。

さてTさんが何時来るか判らないので、寒い中店の前で立ちっぱなしで30分程待ったが、来ないので諦めて帰ることにする。次回は盛大に飲む事を約して欅の前で別れた。後で判ったのだが、奥様の具合が急に悪くなったとの事、まあ仕方がないと諦めた。でも寒かった。
 第2次北海道調査
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